Nepenthes truncata red x lowii EP #1

ネペンテス・トランカータ レッド x ローウィ、オーストラリアのExotica Plantsによる人工交配種です。逆交配であるN.lowii x truncataのほうはアッパーピッチャーまで成長した個体をよく見かけますが、これは昨年リリースされたばかりなので成熟した後どのような捕虫袋を付けるのか、楽しみであり不安でもあります……。
導入してから少し強めの光を当てて栽培した結果、葉がもともとついていたものの半分くらいの大きさにしかならず、弱らせてしまったかと心配したのですが、その後葉よりも大きな袋を付けてくれたので一安心です。ただやはり葉も大きく立派になってもらいたいものです。

最新の袋です。
ちょうどN.truncataN.lowiiのロウアーピッチャーの相の子といったところです。写真ではうまくでないですね、実物はもっとマッスル感があるんですけどw 襟のストライプは袋が古くなってもはっきりと鮮やかなままなので、このまま大きくなってもらえたら嬉しいですね。ふたの裏には、N.lowiiの血か、何本か短い毛が生えています。

下が2/23現在の草姿です。手前にちらりと見えているのがひとつ前の袋で、上のものよりやはり大分ちいさいです。

これが一カ月ほど前、1/14時点の草姿です。
成長は両親に似て遅いですね……。葉身の展開に1ヶ月、袋の完成に1ヶ月といったところです。両親から考えるとすごく大きくなりそうな交配種なので、ゆっくり成長してくれるのはありがたいやらもどかしいやら。葉はとても硬く、少しもしなりません。
網鉢に鹿沼とヤシ殻半々の用土に植え、表面、側面の鹿沼が乾き切ってから水をたっぷり与えています。いまのところ問題はないのでしばらくこのまま育てようと思っています。

(おまけ)
蘭ですが……。Restrepia antennifera var.cupreaが開花しました!

コメント

  1. ブログの方へのコメントありがとうございます。
    早速遊びに来ましたw
    まだ学生さんか~、若いっていいですね(遠い目)

    この記事の上から2番目の葉の真ん中がラインが入って折れていますが、これと同じことを手元の交配種でやらかしました><
    葉が鉢の縁に届いている状態で、上から力を加えてしまうとこのような傷ができてしまいますね。
    管理するときはそういうところも注意しないといけないのですね。

    それにしても随分と栽培技術が高そうですね。
    この画像の後ろに写っている鉢も面白いです。
    プラ鉢の側面に四角く穴を開け、メッシュの網で用土がこぼれない様にして通気を確保しているのでしょうか。
    興味深いです><

    できればそのうち栽培環境に関する記事などがあるとうれしいです><

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    1. 早速のコメントありがとうございます。
      できることならいつまでも学生でいたいですねw

      じつはこの株の傷は手を滑らせて落としかけたときについてしまったものなのです……。室内栽培なので水やりのたびにケースから出して仕舞ってを繰り返しているのですが、数が増えてくるとたまに葉を折ったり袋芽をひっかけたりしてしまいます。不注意とわかっていても、ですね……。

      いえいえ、ネペンテス栽培は2年を過ぎたくらいでまだまだ試行錯誤の日々です。ネペンテス以前からヘリアンフォラを育てておりまして、これが高山性ネペンテスに近い性質を持っていますので(同じ熱帯高山で毎日雨が降るような場所出身なので)、なんとか同じように栽培している、といった具合です。
      実はこの鉢の穴、自分で開けたわけではなくて市販されているものなんですw 
      所沢植木鉢センター http://www.garden-bank.com/SHOP/2632/2724/list.html
      の鉢を使用し、ネットで土の流失を防いでいます。やっぱり通気は大事ですよね。ネペンテスの根も発達しますし、好気性細菌も増えているのかも、と思っています。

      まだまだ拙い栽培環境ですが、夏が過ぎて結果が出たころに記事にできればと思います!

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