Nepenthes sibuyanensis x hamata #1 and others

ひさしぶりの投稿になってしまいました。
ネペンテス シブヤンエンシス x ハマタ です。スリランカのBorneo Exoticsが作出した交配種のようで、ずんぐりと丸袋のN.sibuyanensisと唇に特徴的な牙をもつN.hamataを親に持ちます。まだ実生苗が売り出されていますので、うちのものもクローンでなく実生だと思われます。
hamata系の交配種はみなどれも似たような形になるという印象です……。hamataの黒い牙は劣性遺伝であるため発現しないのだとよく言われますが、こうして見ると、むしろ牙はもう一方の親の特性に薄められて、ゆるーく発現しているように思います。
3月8日時点での植物体は以下の通りです。
すこしぼやけてしまっていますが(所詮iPhoneで撮っていますので……)、いまのところ直径10cm弱ほどの大きさです。水槽からワーディアンケースに移したところ、それまで新しい葉はちょうど奥のもののように真上を向いていたのですが、写真のように横に向かって展開するようになりました。LED照射の水槽よりも太陽光メインのワーディアンケースのほうが光が幾分強いためでしょうか。
成長は早く、1枚/3週間~1ヶ月ほど。展開するたびにじわじわ大きくなってくれる、丈夫な優良交配種、という印象ですね。実生ですので今後どうなるのかも楽しみです。


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<その他>

N.[(lowii x veitchii) x boschiana] x trusmadiensis に新しい袋ができました。
前回の袋はフラットな唇でしたが、今回、下の写真のようにTM系交配種らしくややギザギザの目立つものとなりました。
すこしくすんでいるのが残念です(所詮iPhoneなので……w)。デジカメがあれば!

4つの原種の血が混じっていますので、遺伝子がいろいろと喧嘩しているのでしょうか。個人的にはこのまま形質が固まってほしいなと思いますが、どのようになるかはもっと大きくならないとわからないですね。


N.ventricosa x ephippiataにも新しい袋が付いています。(だいぶ前のことなのですが……)
こちらはあまり襟が巻き込むことなく固まりました。なにかしら理由があるんでしょうかね。とくに触ったわけでも、ほかの葉に引っかかったわけでもありません。襟が広がったまま固まる条件でもわかればいいのですが!w

ネペンテスはそのときどきによって付ける袋の表情が変わってくるので面白いです。いまN.lowiiも育てていて、いつかは上位袋を!と思っていますが、その願いが叶ったら次はもっと形のいいものを、色の鮮やかなものを、とどんどん欲が出てきて満足できないのが見えています(汗)でもいつかはすべてにおいて満足のいくものができたらいいなというのも夢のひとつではあります。

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