Nepenthes spectabilis x jacquelineae BE #1

Nepenthes spectabilis x jacquelineae ネペンテス・スぺクタビリス x ジャクリネアエ

（小さいものを拡大したので画質があまり良くないですね……）
スリランカのナーセリーBorneo Exoticsによって作出された人工交配種です。両親はともにスマトラ島に自生する高山性ネペンテスで、N.spectabisはそのまだら模様、N.jacquelineaeは水平に広がった唇が特徴的な人気種です。
本種はまだ昨年販売されたばかりの交配種なのでどうなるのか未知数ではありますが、あらゆるところで「promising hybrid!」と言われているので期待大です。

横から見た図です。ようやくN.jacquelineaeの気配が出てきたかな、という程度ですが。これから大きくなれば袋筒はまだら模様になってくれるんじゃないかという雰囲気があるような……？

2014/5/17現在の草体です。

リーフスパンはちょうど10cmほど、葉の展開は1枚/1ヶ月ペースです。

やや大きくなってから葉の付け根が丸みを帯びてきました。ちょうど我が家のN.spectabilisが同じ形の葉を展開していますので、N.spectabilisのほうの遺伝かと思います。（だからどうってことはわかりませんがｗ　N.jacquelineaeよりは多少大きくなったりするんでしょうかね）

これは開いて間もない、いちばん新しい袋です。

ひとつ前の袋（いちばん上の写真です）よりもやや斑点がはっきりしてきたでしょうか。ここからもう少し唇がのびていきます。
N.jacquelineaeの交配種はいくつかありますが、それを片親にしたもののなかで唇にストライプをもつものを見たことがありません。それら交配種はいずれも唇は広く扁平です。もしかしたらN.jacquelineaeの遺伝子は相当に優性なのかもしれないですね。
また、唇が赤く、袋筒は緑の交配種はよく見かけるのですが、その逆はあまりない気もします。これがそうなったら面白いのですが、まだ小さいのでどうなるか。