種子、播種 / H.minor x heterodoxa

土日のいずれかで記事を書けたら、と言っていたものの、結局書けませんでしたね……有言不実行です……。
台風が過ぎてから雨の日はなく、もう少しで梅雨もあけるのでは、という時期になりました。今日はちらほらとアブラゼミの声も耳に届き始め、いよいよ夏本番です。


以前、開花記事を書いたH.minor x heterodoxaの花の子房に亀裂が入りました。開花、受粉が4、5月だったのでおよそ二ヶ月少しで成熟したことになります。適切なのか、あるいは早すぎるのか、経験がないのでわかりません。
花は太陽に向かって伸びるようですが、室内栽培の我が家では太陽よりもLEDのほうへ花茎を伸ばしていまして、ライトのすぐそばで強い光を浴び続けた結果、このように赤く染まりました。やっぱりこれは花弁より萼だというほうがしっくりきますね。
中身はこのぐらい膨らんでいました。開いてみると、
ほうほう、意外とすかすかです。近縁のサラセニアのようにぎっしり詰まっているのかと思っていました。もしかしたら、栽培下でできる種の量にも限界があるのかもしれない。
種(と種らしきものw)は全部で20数個ありました。種は周りに羽のようなものが付いていて、ちょうどシダ植物の胞子嚢のようにも見えます。ギアナ高地は風のひどく吹き荒ぶところであると聞きますから、風を受けて舞い上がりやすい形状になっているのでしょうか。

無菌播種で……といきたいところですが、ちょっと面倒くさいw ふつうに取り播きにいたしました。無菌播種自体は操作も簡単で蘭関係ではアマチュアでも広く行われていますね。順化という壁が待っているものの数倍の速さで成長しますから、たとえばネペンテスやヘリアンフォラのように、栽培管理に気を遣うものは無菌播種のほうが結果的には楽かもしれないです……。
用土はココピートです(ほかに使いどころがなく余っていたのでw)。ミズゴケより黒めの色なので種子を見失うことがないのも良いです。

交配種の種子なので果たしてちゃんと発芽するのか、不稔性な気もしますので、あまり期待せずに、気長に待ちたいと思います。

コメント

  1. おお、素晴らしい。ちゃんとした種子ですね。
    つちも播種中なのですが、はたして発芽能力があるのかどうか。。
    続編をお待ちしてます。

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    1. 野菜など、ふつうの植物は種が出来さえすれば率に差はあれど発芽するものだと聞きますが、いかんせんヘリアンフォラは種の数が多くないので不安はあります。なので、発芽すればラッキー、くらいの心もちです。
      一向に続編の記事があがらないときはお察しくださいw

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