Heliamphora neblinae Cerro Neblina #2

H.neblinae ヘリアンフォラ・ネブリナエです
前回の記録が2月8日です。ちょうど半年、あれからずいぶんと立派な感じになりました。

H.neblinaeは現在Cerro Neblina産とCerro Avispa産のものが流通していますが、僕が栽培しているのは前者のもののみです。数年前、このWistubaから広まったクローンめぐって論争があったようで(海外の掲示板サイトTerraforumにスレッドがあったような)、いわくこのネブリナエはMcPherson氏の報告にあったものと特徴が異なっており、本来もっと広いネクタースプーンを持っているはずで、このクローンはH.tateiの違ったformだとか、H.tatei x hispidaだとか言われています。個人的にはほかの栽培家の大きく育ったものを見るに、十分扁平なネクタースプーンを持っていますし、やっぱりtateiとは違うだろう、と思うのです。とがったネクタースプーンはむしろH.huberiのイメージ。
おそらく、ネブリナエらしいネブリナエというのはCerro Avispa産とされている以下のようなものでしょうか。
僕は、これはもうH.parvaに近いように思ってしまいます。ただ綺麗ですね!w

1月8日
初めての成葉が展開した直後くらいの草姿です。まだ成葉は10cmないくらいでしょうか。

2月7日
およそ1か月後ですね。ちょっと大きめの葉が展開しました。
やや飛んで、
5月9日
このぐらいの時期の生長が一番顕著でしょうか。冬から春先にかけて、昼が20~21度、夜が12,3度だったのですが、そのぐらいが最もよく生長しました。やっぱり高山植物だなと実感します。また、このとき植えかえました。

本日8月3日
手前に倒れ掛かっている葉が最初の成葉です(なぜか、その成葉よりやや新しい葉が先に枯れかかっているのが気になります……)。
縦に縦に伸びるものは成長も実感しやすく、場所もとらないのでうれしいですねw ただ、やっぱり暑くなってから成長はがっくりと遅くなりました。一枚の葉に2カ月ほどかかっているかも……。ただ植えかえましたのでまだ根が回っていないというのもあるかもしれません。
ちょうどこの写真を撮るときに下葉の枯れたものを整理したのですが、ハサミで真新しい葉に穴を開けてしまい……w(いや笑えない) 夜に世話をするのは慎もうと思った次第です。

コメント

  1. 「うちにある○○は、本に出ている○○とは違う様な気がする」というのは開けてはいけないパンドラの箱にような。。。w
    突き詰めて考えれば、「現在うちにあるHeliamphoraは、Sarraceniaceae of South Americaの現地写真と同じものはひとつもない」という事になります。いずれもどこかが違ってます。これは、栽培環境と栽培技術、ステージの違いとかが関係してるんでしょう。H.minorひとつとっても本にあるようなネクタースプーンにはならない。とまぁ、自分なりに決着をつけてます。
    うちにあるH.neblinaeもAKIGOさんのと同じものであるように思えます。

    >> 夜に世話をするのは慎もうと思った次第です
    お酒を飲んでからやるのは、もっと慎んだ方が良いです。w

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    1. 個体差が大きい植物だからこそ気にしないほうがいいし、だからこそ気になってしまうというアンビバレントな感じかもしれないですね……。幸か不幸か、ヘリアンフォラはネペンテスほど同種のバリエーションがリリースされているわけではないので、僕はナーセリーの表記をそのまま信じることにいたしますw ヘリアンフォラは自生地のような草姿に近づけるのが特に難しい植物であるように思いますが、それはそれで何というか、栽培し甲斐があって面白いのかも、と考えたりw

      >お酒を飲んでからやるのは…
      何か実体験がおありでしょうか、肝に強く銘じておきます!w

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