Heliamphora ciliata #1

これまでブログの写真はiPhoneかiPadで撮っていたのですが、先月に秋葉原でかなり拡大して写真を撮ることのできるオリンパスのデジカメを中古で入手しましてそれで撮影しているので、実は最近若干画質が良くなっているんですw まぁ、もともと圧縮率や露光具合で画質はまちまちではありましたし、肝心のデジカメも全然使いこなせていないのですが……。

H.ciliata ヘリアンフォラ・シリアタ
Aprada Tepuiの北東、Gran Sabana高地の草地に自生しているヘリアンフォラで、2009年種記載され標高900mとヘリアンフォラのなかでも低地に自生していることから発見当初はsp.lowlandという名称で流通したようです。種小名の「ciliata」はtuft of ciliate(繊毛の房)から来ており、ネクタースプーンの裏側や、ピッチャー背部の中央の葉脈に生える白い繊毛のことを指します。
以下の写真が種小名の由来になった背後の細い毛。意外とたくさん生え、一枚目の写真でもネクタースプーンの裏側にふさふさと生えているのがわかります。
こうしてみると幼葉も成葉と同じような密度で毛が生えているような気がします。

本日5月17日の草姿
Wistubaから輸入したもので、葉の縁から赤く染まっていくピッチャーが綺麗な品種です。サイズはまだまだ5、6mぐらい、現地では高さ20cm、幅6cmほどになるようですので、せめて栽培化でも10cmぐらいに出来たらいいなぁ、と思います。
種記載された2009年にAndreas Wistuba氏が立てたスレッドがCPUKにありますが、そこで氏は「the first real lowland Heliamphora」「the only site I have visited for H. ciliata is below 1000 meters asl and _REALLY_HOT_.」「I really felt like being in a sauna both times I visited H. ciliata」と記しています。これを読む限りだとかなり暑いところに生えているようで(サウナ……本当だろうか)、もうちょっと暖かい環境に置いてやったほうが大きくなるのでしょうか。

コメント

  1. 私もこのGWに秋葉原へ半日ほど行っていました。すっかり様子の変わったラジオ会館に圧倒されつつ、「造形村」でこれまたうつつを抜かしそうな模型を1時間ほど眺めていました。  結局秋葉原で購入したブルートゥースのキイボードは壊れてしまいましたが。w
    H.ciliata なかなかかっこいいヘリアンフォラだと思います。内側に屈曲したネクタースプーン、名前の元となった繊毛。どれをとっても独特でそそられる造形です。確かに氏の言う、1000mでサウナにような気温というのは考え難いですねぇ。湿度なら分かりますが。ともあれ実際に行ってきた人の感想ですので信じるしかないですが。

    返信削除
    返信
    1. そうでしたか!もともと総武線沿線に住んでいて秋葉原はわりと頻繁に行く街だったのですが、最近は昔ほどの活気というか雑多な感じがなくなってさみしいなぁ、と思ったり。ラジ館はすっかりオシャレになりましたが中身は変わらずマニアックなものも多くてずーっといられますねw
      僕もH.ciliataは好きな種類です。ただ正直ヘリアン本を買うまでは印象はあまりなくAWのサムネイル画像だけだとminor?pulchella?という具合でしたが鮮明な画像を見て、また実際に現物を入手して魅力に気付きました。繊毛がこんなにはっきりしているとは思いませんでした。
      1000mといえどトレッキングをしてきているはずで晴れてたら暑く感じるんじゃないかな、とw 春先でもランニングすると暑く感じますし。

      削除

コメントを投稿