Lepanthes tsubotae

久しぶりのLepanthesの記事、マイナーですが1000種もある実に奥が深い蘭です。南米がもっと政治的・経済的に安定したらこうした蘭のある高山やヘリアンフォラの故郷ギアナ高地なども行ってみたいですね。いつかそのときが来ると信じて第二外国語でスペイン語も学んだのですが、悲しいかなもうすでに忘れつつあります。

Lepanthes tsubotae
個人的にL.telipogonifloraに次いで好きなレパンテスです。これも以前記事にしたRestrepia tsubotaeと同じようにコロンビア在住の蘭収集家、坪田氏にちなんで名づけられたものと思われます。コロンビアのValle de Cauca(カウカの渓谷ということでしょうか)の標高1950m地点に自生するミニチュア・オーキッドです。拡大して撮影しているのでやや大きく見えますが、実際は1cmくらいの小さな花です。ECUAGENERAから購入したものです。
光沢のある透き通ったセパルに伸びる葉脈のようなラインが綺麗です。花弁の先が細くなっているあたり、マスデバリアと近縁だということを感じさせますね。
This can be grown in intermediate to warm conditionと書かれていたので最初やや暖かいところに置いたのですが、葉が次々と落ちてしまい、慌てて涼しい暗がりへ移したところすぐに復調し、葉数も増えて開花に至りました。1950m付近に自生するためやはり涼しいほうが調子がいいのでしょう。しかし、輸送ストレスや光が強すぎただけだったのかも知れず、多くのサイトに書かれている通り本来耐暑性はある品種のようです。というか、こういった蘭の栽培難易はECUAGENERAが持ってきた株が元気か否かに大きく左右される気がします。

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