梅雨入り間近で今日も雨が降ったものの、近頃はすでに夏の陽気ですね。大学が今年から突然4ターム制（4学期制？）というのを導入して、僕の在籍する理系学部は６，７，８月と夏休みなんです。文系学部の方は１，２，３月が休暇で、授業計画が異なるので今年から他学部聴講がし辛くなりました。10代の頃は一日一冊読むくらい本が好きだったので（学校まで往復2時間だったのでちょうど1冊分）、文学部に聴きたい講義がたくさんあるのですが受けられず、総合大学なのにどうなんだこれは……。前総長の置き土産に教授も学生も文句たらたらなのです。とはいえ、3か月もある長い休暇なので無為にしないように過ごしたいですね。
そういえば将来的に欲しいものとして温室に加えて「壁一面の本棚」があるのですが、最近地震が多いので埋もれて死んじゃうなぁ……。
H.glabra x nutans
本種は交配種ではなく自然交雑種であり、かつて（いまだに）H.nutans 'Giant' と呼ばれていたものです。多く「H.nutans x glabra」と書かれますが、一応『Sarraceniaceae of South America』に従って「H.glabra x nutans」としています。
ギアナ高地Roraima Tepuiに分布し、オレンジがかった赤いピッチャーは高さ25cm、幅8cmほどになるらしいですね。ジャイアントと呼ばれていただけあって、45cmを超えるピッチャーになることもあるそうですが、『Sarraceniaceae-』によるとそれは日陰で出来る緑色の強い葉のようでして、平べったいあまり状態の良くない場合のようです。（おそらく全てヘリアンフォラは陽が足りないと赤みと立体感を失い、薄く大きくなりますが、本来25cmのものが45cmを超えるというのは何とも不思議な気がします。）
前出の書にあるように、まさしくオレンジがかった赤い、というより赤みがかったオレンジ色のピッチャーです。下部はやや膨らみ、まっすぐと伸びやや広がった開口部はやはりH.nutansというよりH.glabraでなかなか魅力的です。なんとなくN.edwardsianaのアッパーピッチャーに近い形状だと思いませんか。
また、ネクタースプーンの構造が純血のH.nutansとは異なるようで、確かに本種はやや先細りの山形をしています。ネクタースプーンから蜜がでてますね、個人的にはカブトムシに与えるゼリーに近いような匂いだと思います。
そして、H.glabraの血をひいてピッチャー内部に一部毛のない部分が生じるそうですが、拡大しても全体的に細かい毛が密に生えているような……。まだまだ特徴のでるようなサイズではないのかも。
20cm弱ですね、もうちょっと大きくなるはずです。成長が遅めで（1枚/1.5-2か月）、なかなか葉のサイズが増えないですね。大きめの鉢に植えてやり、良く日光の当たるところに移してやったところ発色のいい葉が出てくれました。贅沢を言えば成長点がもう一つくらい欲しいです。
そういえば将来的に欲しいものとして温室に加えて「壁一面の本棚」があるのですが、最近地震が多いので埋もれて死んじゃうなぁ……。
H.glabra x nutans
ギアナ高地Roraima Tepuiに分布し、オレンジがかった赤いピッチャーは高さ25cm、幅8cmほどになるらしいですね。ジャイアントと呼ばれていただけあって、45cmを超えるピッチャーになることもあるそうですが、『Sarraceniaceae-』によるとそれは日陰で出来る緑色の強い葉のようでして、平べったいあまり状態の良くない場合のようです。（おそらく全てヘリアンフォラは陽が足りないと赤みと立体感を失い、薄く大きくなりますが、本来25cmのものが45cmを超えるというのは何とも不思議な気がします。）
前出の書にあるように、まさしくオレンジがかった赤い、というより赤みがかったオレンジ色のピッチャーです。下部はやや膨らみ、まっすぐと伸びやや広がった開口部はやはりH.nutansというよりH.glabraでなかなか魅力的です。なんとなくN.edwardsianaのアッパーピッチャーに近い形状だと思いませんか。
また、ネクタースプーンの構造が純血のH.nutansとは異なるようで、確かに本種はやや先細りの山形をしています。ネクタースプーンから蜜がでてますね、個人的にはカブトムシに与えるゼリーに近いような匂いだと思います。
そして、H.glabraの血をひいてピッチャー内部に一部毛のない部分が生じるそうですが、拡大しても全体的に細かい毛が密に生えているような……。まだまだ特徴のでるようなサイズではないのかも。
2015年5月31日
H.nutans"giant"はH.glabra x nutansであって交雑種である、とのヘリアン本の記述を見ましてショックを受けたひとりです。ｗ 最初にこｒを見たのはEPの売り出した個体でその大きさに目の玉が飛び出ました。45cmはゆうにありまして、トランペットみてぇだと思ったのを覚えております。その後そのサイズには届かず、現在は25cmほどに止まってます。いまいちH.nutansとの違いがわからんなぁ、と思いいっちょブログに、、、と思っていたことろでした。ｗ
返信削除>> H.glabraの血をひいてピッチャー内部に一部毛のない部分が生じるそうですが、拡大しても全体的に細かい毛が密に生えているような
そうなんすよねぇ。。。ｗ
「Sarraceniaceae of South America」に従えば、暗がりに置くと大きくなるのかもしれないですが果たして……。記事に書き忘れましたが、うちの個体もEP由来で、おそらくそこから増殖した小苗をY'sさんより購入したものです。やはり元々が「nutans (Giant)」なだけあって栽培家が普通に見ればH.nutansなんでしょうかｗ うちにRoraima TepuiのH,nutansがありますが、なかなか大きくできなくて判断できずにいますのでぜひとも記事にしてください…！
削除ネットで見ると内部に毛がないようなものも見かけますが、扁平で「育成不良の中間葉…？」というようなものが少なくなく、判断し辛いですね…。うちのもやや暗がりに置いてあったときに出た葉はもう少し平べったく、確かに一部無毛でしたが本来の形ではなかったように思います。AWにもあるので気になるところです。