Nepenthes hamata AW #2

N.hamata ネペンテス・ハマタ (アクセントは「マ」にあるのでハマータと発音するのが正しいらしいですねw)
――インドネシア領スラウェシ島Lumut山、Katopasa山などの標高1400~2500m地帯に自生する高山性ネペンテスで、種小名hamataはラテン語「hamatus = かぎ状の(に曲がった)」に由来します。種として記載される1984年当時はN.dentataという呼び名も使われていたらしく、個人的に「dentata = 歯の生えた」と言うほうが、補虫嚢の特徴をより的確に言い表しているようにも思います。

と、これは前回記事#1からの引用です。
今回は昨年ドイツのWistubaから輸入した株の栽培記録をつけようかと。正直あまりうまく育っているとは言えないのですが、まぁ一年の栽培記録ということで……。

Clone 1
一般的なスラウェシ島Lumut山のものです。まだまだ特徴が出ているとは言えないですが、なんとなくBEのものやclone2と比較して色の濃い袋をつけるような気がします。
以下、時系列の記録です。
2014/5/24
たしか入手後すぐぐらいのもの。ひょろひょろとか弱げな感じでしたが、どうにか夏を越えてくれてしばらく、clone2とまとめて温室上段から落としてしまうのでした……(隣同士なので蔓が絡み合って一緒に……)。葉が柔らかいので折れたりすることもなく大丈夫かな、と思っていたのですが、落下時に芽を、あるいは土がこぼれた際に根を傷めたのか、その後きれいな葉が展開するまでやや時間がかかりました。
2015/1/3
2015/6/16
だんだんと調子を取り戻し、後ろのラベルと比較するとわかりやすいですが、葉のサイズ自体はやっと来た時の2倍弱くらい? しかし、袋はまだまだ特徴出始め、といった感じですね。

Clone 2
記事の一番上、一枚目の写真がclone2の最新の袋です。これもまったく主観ですが、clone1に比べて赤みが強く、やや大口のピッチャーをつけるような気がします。CPUKのスレッドに書いてありましたが、AWのN.hamataのうちこのclone2が雌株らしいですね。僕には交配なんて絵空事なのですが、とりあえず所有しているだけで夢が広がりますw
2014/5/24
clone1よりもやや大きい株が来ました。やはりclone1のほうが良く売れるでしょうからclone2は比較的大きく育った状態で来るのかな。ということはおそらく売れにくいclone4が一番大きい株が来やすいのでは、と思ってWistubaのサイトを見たらclone4のみnot availableでした、よく分からんw
2015/1/3
2015/6/16
clone1に比べ、幾分スムーズな成長をしてくれているように思いますが、同じくやっと倍になったかな、といった具合ですね。
この株に限らず、ネットの栽培品を見ても思いますが、N.hamataのピッチャーは持ちがいいですね。常に5,6個はついているような気がします。とはいえ、今手前に伸びている蔓は温室全面の扉に接していて、開閉のたびに擦れるので次はピッチャーがつかないかも……。

Gunung Katopasa
Gunung Katopasa産のN.hamataです。黒いN.hamata?らしいのですが、Wistubaらしいサイズw(ラベルのサイズから推して図るべし)今年から安くなったのでclone3,4の前に手を出してしまいました。これを大きくしていけるのかどうか定かではないのですが、60€(安くなっても60€!)もしたので枯らすわけにはいかないですね。

N.hamataの子苗はなかなか育たない印象です。肥料などもあげてみたくなりますが、鉢にやると水苔が死にそうなので、ピッチャーにマグアンプ入れてみようかな……。その前にこの夏でちょっとお金をためてclone3、4を揃えたいなぁ、などと考えたりしています。

コメント

  1. 外人さんの発音が、ハマータであろう事は何となく分かります。N.ovataがオバータであろうように。w
    ところで多分今週中にAWのN.hamata two cloneが来ますので、clone3.4でしたらお見せしましょう。1.2のような気がしますが。 w

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    1. 外国の方と学名で話す機会などないとは思うのですが、なんとなく正式名称で呼びたいような気持があります。

      two clonesはやっぱり1,2だと思います……w 各クローンでそんなに差はないとよく目にするものの、模様は微妙に違うように思えるので近いうちに集めたいものです。

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