Nepenthes burbidgeae and N.burbidgeae hybrids #1

これでちょうど100回目の投稿になるわけですが、このブログを始めてもう2年近くなので、ペースとしてはかなりゆっくりとしたほうでしょうか……。もっと頻繁にこつこつ更新したいという気持ちはあるのですが……!
最近、ようやくFBやらfrickrやら気まぐれに写真をセレクトしてアップロードしています。ネットにあげておくと他の端末からも見れるのがいいですね(売ってくれ、とメッセージが来るのは面倒ですが…)

Nepenthes burbidgeae ネペンテス・バービッジアエ
ボルネオ島サバ州Kinabalu山、Tambuyukon山の標高1200-1800m地点(実際には1100m-から発見されているようです)に自生し、種小名burbidgeaeはビーチ商会のために熱帯植物を収集した探検家Frederick W. Burbidgeに因ります。発見1858年、記載1882年とネペンテスのなかでもとりわけ早くから認知されてきた種で、栽培下への導入も早かったようです。現地ではN.stenophyllaやN.fuscaとの交雑が進んでいるらしく、あまり大きくならない個体も多いようですが、うちのは果たして。今のところは白地にワインレッドの班、とバービッジアエらしい色合いですし、綺麗なので交雑していてもそれはそれで、という気持ちです。

開口部。できたばかりのピッチャーは真っ白なのですが、時間が経つにつれ、クリーム色を帯びてきます。小さいうちから白かったので、できればこのままの色合いで大きくなってほしいものです。
全体像の写真を撮り忘れました…。が、下のburbidgeae x edwardsianaと同じくらいです。

N.burbidgeae x edwardsiana
Malesiana Tripicalsから販売されている有名な自然交雑種です。Chien Lee氏がTamnbuyukon山で採取したN.burbidegaeの種子が実は交雑していた、ということらしいのですが、その片親がN.edwardsianaだったなんてChien Leeはすごい幸運の持ち主ですw このピッチャーは水苔のなかで埋もれてできたもので、光をあまり受けなかったため淡い色合いになりました。
通常は下画像のような感じになります。N.burbidgeaeよりも明らかに襟が発達しているあたり、やはりN.edwardsianaの血を感じさせます。

2015年8月24日時点の草体です……すでに3ヶ月前ですね……。9月くらいに本種の記録をつけようと写真を撮ったきりなのです。現在はここからやや大きい歯を2枚展開、3枚目の新芽が伸びているところです。成長は特別早くもなく遅くもなく、1枚/1ヶ月-1ヶ月半のペースで成長しています。Sサイズで購入したのですが、そろそろ窮屈な雰囲気が出てきました。ガラス温室でバービジアエ系統は厳しいのかも……。

N.(lowii x veitchii) x burbidgeae
以前記事にしたExotica Plants作出の交配種です。白地に赤と、わりとシンプルな色合いだったのですが、大きくなるにつれて襟が張り出し、なんか派手な雰囲気になっちゃったなぁって感じですw 前の色合いのままでいてほしかった……。

N.x trusmadiensis x burbidgeae
こちらも同様EP作出、N.xtrusmadiensisとの交配種。原種よりもちょっと張った襟になり、なにより袋が非常に硬く、赤く毛深い感じはN.lowiiの血が出ているような印象を受けます。袋内部が真っ赤になるのもN.lowii交配種っぽい雰囲気ですね。しかし、ベースはやはりN.burbidgeaeなので、N.burbidgeaeの血は強いなぁ……w

コメント

  1. 100回おめでとうございます。うちのは駄文が多いですので、、www
    いいですねぇ。N.burbidgeae。なんとなくですが、初心者からのステップアップアイテムみたいな気がしています。うちのは2個体ありますが、微妙に違っていてそれはそれでおもしろい。交配種もこれが使われていると、期待できる、みたいな。w

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    1. >うちのは駄文が多いですので
      ご謙遜を……!樹木を求めて這い回るビーチィの写真など、普通にネットしているだけでは見聞きできないものがたくさんです。

      ボルネオ島の大型種で、葉が硬く厚いので何となくN.rajahやN.lowiiみたいな気難しさがあるのでは、と思っていましたが、意外と素直に育ってくれている印象です。綺麗ですし、まさしく高山性原種へのステップアップにぴったり!だと思うのですが、最近めっきり販売が減った様な気がします。
      N.burbidgeaeの交配種はどれも間違いないですね。その血を引くと大きくなるのも育てがいがあるように思います。

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  2. 素晴らしい株ばかりですね!自分の所のバービジは本物かどうか分かりません。
    植物体に対してピッチャーが小さい部類なのでラジャのように根っこに頼る部分が多いのでしょうね。

    下のEPの交配種2種は私も育てていますが本当に個体差が激しいですね。
    ローウィビーチ×バービジは真っ赤になるものと赤くならないものを栽培しています。

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    1. うちのはちょっと前に出たCKからの実生(大元はBEでしょうか)で、純血なのか半信半疑でしたが、今のところは原種っぽい雰囲気かな、と思っています。根は本当に良く張りますね。ただそのわりに植え替えても愚図らなかったので丈夫さも感じます。

      FBのプロフィールに設定しておられる画像のものでしょうか?あれは良い株ですね!個体差はとても激しいのですが、どれもN.burbidgeaeの雰囲気がはっきり出るのが面白いなぁと思います。

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