第一回 美しい食虫植物 冬のドロセラ展

町田で開催された冬のドロセラ展に行ってきました。雨風のつらい朝でしたが、昼前には快晴、気温は20度以上ととても2月とは思えない陽気でしたね。Yシャツにコートだけ着ていったのですが、それでも暑かった。
販売も力が入っているとのことで10時前に着きたかったのですが、やや道に迷い、10時5分ごろに到着。すでに販売品のトレーには人だかりができていました。サンシャインもそうですが、こういうときあと一歩遅いのが常です……ｗ

それでも良いものがたくさんあり、一通り買ってから展示品の写真を。しかしここでも詰めが甘く、デジカメを家に忘れてしまうという失態……。しかし、それでも画質を補って余りある美しさでした。（ラベルがなくてまだまだ素人の自分には種の判別ができないのがつらいところ……）

D.aberrans?

D.collina

D.squamosa

ロゼットドロセラなどは地面からきらきらとした花が咲いているような美しさ。表面の富士砂が草体を引き立たせています。うちでも来年、富士砂を化粧用に使おう……。

D.rupicola

D.moorei……かな？

粘液の球の海ですね、虫になってこの中に飛び込みたい気持ちになります（？）

たぶん、D.browniana?

D.cistiflora

去年の原宿の展示会も行ったのですが、いざまた目の前にするとふたたび新鮮な感動が湧き上がります。これまで原宿だったのでちょっと遠くなってしまったのですが、小田急線で30分なので意外と近い…？（初めて行ったのですが、町田にあんなに人がいるとは思いませんでした）
食虫植物というと、好意的にとらえても奇妙・面白いという言い方をされることが多いですが、今回のように美しさにスポットライトを当てたのは個人的にもうれしいです。こうした植物の、一見したところの奇妙さの奥には自然によって選択された造形の美しさがありますよね。今回が第一回ということなので、第二回、第三回も期待してよいのでしょうか。

さて、購入品は以下です。どれでも一鉢1500円だったら結構買ってしまうよね……？一鉢に何株入ってるの？というくらい豪勢でした。梱包も丁寧。Dark Purpleの花が咲くD.cistifloraが今後楽しみです。外国人の言うPurpleは赤っぽい色を指すのだとか（盗み聞きした）。

もともと夏眠性の地生蘭（テリミトラとかオフリスとか）を嗜む程度に栽培していましたが、昨年入手したD.menziesiiやD.stoloniferaなどが今年いくらか無事に夏越ししたので、もしかしたらやれるのでは、と手を広げてしまいました。夏場の我が家のベランダは床で卵焼きができるため（それが比喩ではないのです）さすがにまずいだろうと鉢を玄関に退避させたのですが、それが功を奏したようでした。今年も同じように、さらには伺ったような水遣りで何とかコツをつかんでいきたいものです。

あんなに素晴らしい展示のあとでは激しく見劣りしてしまうのですが、一応、記録ということで我が家の球根ドロセラ（最近寒くて撮ってないためちょっと前の写真なのですが…）。去年は一本立ちでしたが、今年は二またになりました。うまくいけば来年は3本に枝分かれするんでしょうか…？

D.stolonifera ssp.stolonifera

D.menziesii