Heliamphora Hybrids

もはや月一更新ブログとなりつつありますね……。この記事も写真自体は2週間ぐらい前に撮ったものがほとんどで、そこから毎日帰宅後ちまちま書き足していってようやく投稿です。ほんとうは週一でそれぞれ記録をつけていきたいのですが時間もなく、かといってこれではブログが忘備録にすらならないので交配種の一部をまとめて記事に。多くはAWから販売されたものですが、ほとんどがまだあまりネット上にはでてきていないのではないかと思います。

Heliamphora folliculata K. x minor v.pilosa

一つ目は昨年の春にAWから販売されたものでKamakawarai TepuiのH.folliculataと毛深いH.minor var.pilosaとの交配です。ピッチャーの形状は確かに両者の相の子といった雰囲気ですが、ピロサの毛深さは全くと言ってよいほど遺伝していません……。
来たときは5㎝サイズの幼苗でしたが、ここ数か月で一足飛びに大きくなったように思います。全体的な形はH.folliculata寄り。

 Heliamphora parva hairy x minor v.pilosa
こちら今年の春に販売されたもので、先月初めて成葉を出してくれました。両親ともに毛深い品種ゆえか幼苗のときから全体が白っぽくてふさふさしている印象があります。H.minor v.pilosaの交配は往々にして意外と毛深くならないのですがこれは比較的当たりかな。そういえばH.parvaはそもそも毛深いほうだと思いますが、ヘアリータイプはどれだけ違うんでしょうかね。いつかは入手したい、と思うのですが一瞬で売り切れたのをみるにずっと先のことになりそうです。
H.parvaの血を引いているのでサイズアップに従ってネクタースプーンは大きくなるのではないかと思っていますが果たして。

Heliamphora purpurascens Giant x folliculata A.
Aparaman TepuiのH.folliculataとH.purpurascens Giantの交配ですが、でかくなるのだろうか。
まだ何とも言えないピッチャーです……。今後に期待。

 Heliamphora purpurascens x minor v.pilosa
よくあるH.heterodoxa x minorに近い交配ですが、雰囲気が違いますかね。H.minor v.pilosaの交配ですが例によってそこまで毛深いわけではなく、ふつうのH.minorを掛け合わせても同じような気がします。
開口部にそれとわかる特徴が出るあたり、H.minorの血は強いです。

Heliamphora purpurascens big x ionasi Red Giant
H.ionasiの血が入ると葉脈とか開口部とかに迫力が出ますね。H.purpurascensが片親なのでネクタースプーンが大きくなるのかと思いきや、そうでもないようです。
big とGiantの交配なので最終的には大きくなるのでは、と思いますがまだまだ。葉1枚につき2、3ヶ月と、生長は遅めなので気を長く持とうと思います。


Heliamphora sp.Venamo x minor v.pilosa
以前にも記事にしたことのある品種です。H.sp.VenamoというのはどうやらH.collinaらしいのですが、H.minorの血か環境のせいかわかりませんが、うちではこのぐらいのサイズで打ち止めのようです。
ずんぐりしていて色づきも良く、個人的にお気に入りの交配種です。

Heliamphora tatei Ma. x nutans Giant
これはAWの通常リストにある交配種。tatei x nutans Giantなんていかにも立派で迫力のあるものになりそうだと思って購入しました。ドイツやイギリスでこの親株を栽培している方の画像を見るに、大きなネクタースプーンと広がった開口部が魅力の背の高い草姿でした。
いまのところはH.tateiにしか見えないなぁ……。

 Heliamphora sarracenioides x purpurascens

交配種ではなく交雑種なのですが、Hybridsつながりで。こちらはAWから販売されているものではなく、BCPから出ている種で、遅々として大きくならないなぁと思いつつ育ててようやく10㎝弱です。H.sarracenioidesのようでもありH.purpurascensのようでもあり、スタンダードなへリアンらしからぬ姿が面白いです。でもどちらかといえばH.sarracenioides寄りでしょうかね。
一方、うちのH.sarracenioidesはこんな感じです。比較してピッチャーの切れ込み?が長いのと、蜜腺の範囲が広い気がしますね。
 
Heliamphora minor 'Burgundy-Black'
こちらはさらに交配種でも交雑種でもないのですが、まぁ園芸品種ということで……w 今年の四月にAWから輸入したばかりのBurgundy-Blackの近況です。割合陽にはあてているつもりでしたが、あんまり赤黒くならないですね……。ドイツで赤黒くなるのだから日本でも不可能ではないと思うのですが、LEDを増やすなりしなきゃですかね。

Heliamphora minor 'Selection 1'
こちらもBurgundyと同じ時期に来た株。特徴的なな色合いになるはずの株ですが、ふつうにピッチャー内部も赤く染まります。外側が赤で内側が緑なんて下からLEDを当てなきゃならないんじゃないですかねw でもほかのH.minorとは違う開口部の開きや葉が肉厚な感じが気に入っているので良しとします。
これは特に今までアップすることもなかった普通のH.minorですが、こちらのほうがSelection 4みたいな色づきになっているような……。花茎が伸びていますが、受粉されることないまま終わる公算が大です。
H.parvaの記事で交配した、と書いた別株のH.minorですが、これを見る限り結実したようです。ほかに今H.ionasiとH.collinaの花茎が上がっていて、H.ionasiの血が入ると魅力的になる確率が高いのでこれらをかけ合わせたいなぁ、と皮算用中……。
  
この交配種たちはだいたい同じところに並べてあります。こうしてみるとずいぶん増やしたなぁと思いますが一片の後悔もありません!w ただこれからへリアンたちがもう少し大きくなったり、新しいクローンが出るであろうことを思うと、いよいよ場所がない。先月の浜田山集会でも結構売りましたが、そのうちまたネペンやドロセラを手放していかなければなぁ、と考えています……。

コメント

  1. 凄い数とクオリティですね。これに見慣れてしまった自分が怖いです。
    やはり鑑賞するものは目が健康であっての事なのでトレーニング頑張ってくださいね!
    私もケガには気を付けます。

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    1. いえいえクオリティもっと上げたいです…!かなり集めたなぁとは思いますw

      僕は生まれつき視神経のくぼみ?が深いって言われていて、近視で乱視で将来的に緑内障の危険という三重苦です>< 眼科医に視力に気を付けるように言われるんですけど何に気を付けたらよいのか……。

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  2. ははは( ´∀`)
    やはり場所の問題が大きいですよね。ついつい窓際の日の当たる所に置きたくなるので更に場所が限られてくるのが何とも言えない感じですf(^ー^;

    ただ、日が当たる場所でワーディアンを使うとラックの保護が劣化してペリペリ剥がれた挙げくに錆びてくるのが腹立たしい...

    ドラセラなら買い取りますよw

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    1. うちはワンルームなので場所がなくて…w ヘリアンはかなり光が要るのでどこでもおけばいいというものでもないのがつらいです。

      わかります!ぼろぼろになりますよね。はがれた錆が生水苔にまぎれて生長点ダメになったりしますし…。そろそろ変えたいなぁと思ってるんですが植物全部取り出して棚付け替えるのが億劫で。

      わわっ、タメさんのところに行くなら安心です!きっと来春あたりにご連絡させていただくかもですw

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  3. sarracenioides x purpurascensいいっすねー。くそー、買えば良かった。来年だね!!w

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    1. sarracenioides x purpurascensは両親の特徴を意外とよく捉えてます。なかなか大きくならないのですが、最近BCPもヘリアンが大きめサイズのようなので来年はぜひ…!w

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