Nepenthes [(lowii x veitchii) x boschiana] x xtrusmadiensis #2

すでに日中の気温は35℃を超えてくるようになってきまして暑いですね。僕自身が暑がりで、暑いと眠れないため、ルームクーラーをがっつりかけ、さらに温室内は冷水が回っているので(このエコの時代に逆行していますねw)夜間の温度はそれなりに下がっているのですが、N.lowii系の交配種などは蓋裏の分泌物が減り、スマトラ系は袋の持ちが悪くなりました。夏を感じます。

N.[(lowii x veitchii) x boschiana] x xtrusmadiensis
前回の記録が1月23日だったのでちょうど半年です。複雑な交配種で、それぞれの親が各々特徴的な袋をつけますので、この交配種も様々なバリエーションがあるのだろうと思いますし、おそらく袋の形状も成長のその都度変わってくるのではないかと思います。
開口部です。よくあるTM交配種らしい唇ですかね。唇や袋筒は指で押してもまったくへこむことなく、非常に硬いです。また、袋は粉をふいたように細かい毛に覆われています。N.veitchii譲りでしょうか。
横から。直近の袋はこれまでのものよりだいぶ大きくなったのですが、ややずんぐりした格好になりました。

5月9日
昨年の終わりごろにオーストラリアのExotica Plantsより代行輸入していただいたのですが、すぐに強光にあててしまったためやや愚図り、葉が痛み小さくなってしまいました……(というか、我が家ではEP由来の株は必ずこの過程を経ます、EPは全日照で生産していると聞くのですが……)。画像でもわかると思いますが、強めの光に耐えるためか全く違う質感の葉が2枚展開しています。

6月10日

7月29日
少しずつ生長は早まっています。葉も大きいものを展開してくれるようになりました。原種は一度躓くとそのままなかなか回復しないのですが、交配種は2、3枚でふたたび大きな葉を展開してくれるものが多いですね、もはや別の植物なんじゃないかと思うほど栽培感が違いますw また袋の持ちも非常によく、入手時にもとからついてきた袋(画像右端の小さいもの)も蓋が枯れただけで、昨年12月にできたものでも少しも傷まず、現在5個の袋が健在です。


試験もすべて終わり、人事を尽くして……はないですが、とりあえず天命を待ちますw 7月あまり記事を上げられなかった分、8月はできるかぎり記録をつけていきたいと思います。

コメント

  1. EPに限らず、輸入物はうちでは半年袋をつけないなんてこともザラにあります。袋が傷まないってことは環境に合ってるんでしょうね。ところで水槽用のクーラーをお使いでしょうか。あれは水槽内の温度を室内にまき散らす。。と思うんですがどうっすかねぇ。w

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    1. MTやBEのものは葉が小さくならなかったような、と思っていたのですが、むしろEPのものは元々のサイズが大きいので余計に葉の大小が気になってしまっていただけかも、と思い直していますw 個人的に輸入物はSサイズくらが一番やりやすいように思います。
      水槽クーラーは5,6℃のごく低温設定だったときはやたら熱かったのですが、シャワーを細かくしたり風を当てたり、何とか高めの温度(といっても10~12℃ですが)で済むようにしてからだいぶ緩和されました。今のところ冷蔵庫の裏側よりややぬるいくらいで室温にあまり影響はないかな、と。2シーズン目でまだ新しいというのもあるでしょうが……。本当はスポットクーラーに逆サーモ、なんてやりたかったのですが、場所(とお金w)で断念です。

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